「令和６年能登半島地震」により、被災された皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。
皆さまの安全と１日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます

公益社団法人　街づくり区画整理協会

会長ご挨拶

　当協会は平成17年5月、それまで個別に活動していた社団法人日本土地区画整理協会と社団法人全国土地区画整理組合連合会が一つの法人となり、土地区画整理事業とそれを活用したまちづくりに関する調査・研究、知識・技術の普及・向上、啓発・宣伝等の諸事業を一元的に行う団体として発足し、平成24年4月にはいわゆる公益法人改革法に基づき、公益社団法人に移行いたしました。

　土地区画整理事業は、その手法を活用することで、都市基盤を整備し、効率的な土地利用を促進することができ、都市計画を面的に具体化するうえで最も有効な手段と言えます。これまで、戦災や大震災などの災害からの復興、また急速な都市化に対応したまちづくりにも大いに活用され、「都市計画の母」とも呼ばれています。

　近年、人口減少・少子高齢化、情報化・技術革新、自然災害の激甚化・頻発化、地球環境問題の深刻化等、都市を取り巻く経済・社会情勢の変化は著しく、また新型コロナウイルス禍を経て、求められる市街地のあり方も持続可能で多様性に富むものへと大きく変化しつつあります。このような中、市街地整備に関しても、多様な手法を組み合わせて迅速・柔軟・連鎖的に進めることが求められており、土地区画整理事業は柔軟かつ有力な市街地整備の「手法」として、これからも幅広く活用されることが期待されております。

　当協会といたしましては、これまでの活動の中で培ってきた知識や情報を活かし、区画整理によるまちづくりに取り組む地方公共団体や組合、民間事業者等への支援に努めることを第一として、これからの時代に対応した市街地整備の推進に引き続き積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

　今後とも、皆様の様々なご要望に的確にお応えし、土地区画整理事業に関する相談体制の強化に取り組むなど、各地の土地区画整理事業の円滑な推進に努めてまいります。

令和７年６月６日

公益社団法人街づくり区画整理協会
会長 　岸井　隆幸